◆世界に類を見ないスピードで少子・高齢化と人口減少、小世帯化等が進んでいます。また、情報化や国際化の影響を受けて、私たちが住むコミュニティも大きな変化を遂げています。
◆そうしたなか、まちづくりもハードからソフトへ、また、我が国を襲った未曽有の災害の経験もふまえ、一律ではない地域が主体となった自律的で継続的な社会づくりへと変化し、生活者の視点から、さまざまなプロジェクトが展開されるようになってきました。
◆私たちは1980年代後半から少子・高齢化に関する調査や高齢者住宅計画等に取り組み、社会福祉基礎構造改革以降は、地域福祉計画、介護保険事業計画、障害福祉計画等の計画づくりを支援し、子どもから高齢期まで、生涯にわたり心身ともに健やかに過ごせる取組み、障害の有無にかかわらず、自分らしく地域で暮らし続けられる仕組み、新たな支え合いによる社会づくりを実現する方策を提案してきました。
◆人とまちの変化はますます加速化します。私たちはこれまでの取組みを基礎に、新しい時代の「生活構造」を考え、防災、住宅、都市、環境、モビリティ、ユニバーサルデザイン、SDGsへと取り組むテーマを広げ、来るべき社会の実現に向けて、住民と専門職、行政・関係機関の架け橋となって枠組みの見直しと提言・発信をしていきたいと考えています。
福祉関連計画の構成
プロジェクト事例
◆地域福祉計画、介護保険事業計画、障害福祉計画、子ども・子育て支援事業計画、健康増進計画等の自治体における計画策定支援業務に取り組んでいます。
◆また計画策定後も継続し進行管理を支援する自治体もあり、評価システムについての研究を重ねています。
◆計画の策定や計画書作成にあたっては、行政のご担当チームとも連携し、関係者の希望を聴きながら、アウトプットの作成を行っています。
子ども・子育て支援事業計画
◆介護保険スタート前の24時間在宅ケア調査、障害者意向調査などを皮切りに、生活実態やケアのニーズ調査の実施と分析を支援してきました。昨今は超高齢社会、認知症社会、地域包括ケアシステムをめぐるニーズ調査も実施しています。
◆データ分析、アンケートでの量的分析、ヒアリングやテキストデータによる質的分析を行います。また、文献・事例収集、ポテンシャル分析、人口推計や需給推計なども行っています。
バリアフリー・ユニバーサルデザイン関連調査研究
経済産業省の産業創出プロジェクト・モデル事業。石川県かほく市において、高齢者が医療や介護を遠ざけ、楽しく自立的に生活できるようになることをめざし、総合型地域スポーツクラブを運営するNPOと連携、地域密着型の訪問型・介護予防サービスのニーズや市場分析、事業性評価を行いました。
冬場の高齢者の外出支援・ウォーキング
◆東日本大震災で被害を受けた田野畑村復興計画(福祉計画)の策定を支援しました。
◆また国土交通省からの委託(共同受注)で「東日本大震災からの復興における都市政策と健康医療福祉政策の連携とコミュニティ形成に関するガイドライン」を作成しました。
◆その後は引き続き、モデル地区となった宮城県女川町における、保健福祉計画の作成を支援しています。
復興福祉計画の考え方(村の中心部と集落との関係)
滋賀県近江八幡市「安寧(生涯活躍)のまちづくり:CCRC)基本構想」の策定のため、大学研究機関からの委託で、移住に関する調査やグループインタビュー、「安寧のまちづくり基本構想フォーラム」・「現地ツアー」の開催、受入アンケート、会議運営支援、計画書案を作成しました。
近江八幡市・安寧のまちづくり基本構想フォーラム
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